ろばのくつした (いつか晴れた日に)

試写会や劇場、DVDなどで鑑賞した映画の感想などをまとめています。おすすめDVDも紹介しています。

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◆Dr.パルナサスの鏡/THE IMAGINARIUM OF DOCTOR PARNASSUS 60点

TheImaginariumofDoctorParnassus_convert_20100210205641.jpg

2010年1月23日公開 公式HP

第82回アカデミー賞美術賞と衣装デザイン賞の2部門でノミネートされた作品。

御年70歳の古希を迎える(アメリカ人で古希のお祝いってないと思うけど・・)テリー・ギリアム作品。


story:2007年、ロンドン。パルナサス博士が率いる娘のヴァレンティナ、曲芸師のアントン、そして小人のパーシーの一座が、街にやって来た。。出し物は、心の中の欲望を鏡の向こうの世界に創り出す摩訶不思議な装置“イマジナリウム”。しかし、怪しげな装置に誰も興味を示さない。そんな中、酒に溺れながら何かに怯えているパルナサス博士。彼は、かつて悪魔のMr.ニックと契約を交わし、不死と若さを得る代わりに生まれてくる娘が16歳になったらMr.ニックに差し出すと約束してしていたのだ。そして、その期限である娘ヴァレンティナの16歳の誕生日が3日後に迫っていた。一方、何も知らないヴァレンティナは、偶然救い出した記憶喪失の男トニーに心奪われる。トニーは一座に加わり、彼の魅力で女性客が増え始めるが…。


時代背景がえらく古めかしい印象を受けたのだけど、設定は2007年のごくごく現代のお話・・・

パルナサス博士をはじめ娘のヴァレンティナやアントンなどの登場人物たちが着ている衣装はまるでシェークスピアの世界・・・。また、旅芸人という設定自体も現代ののロンドンでの世相に反映してない気がしていました。冒頭で映し出される路上で寝ているホームレスの二人にしても、えらく現代の路上生活者とは違う気がして違和感を感じます。

ただ、その辺の細かい突っ込みを置いといて見ていると、確かにアカデミー賞美術賞や衣装デザイン賞にノミネートされるのも納得という感じの凝った作りではあったのですが・・・

「ダークナイト」でバットマンの宿敵ジョーカーを怪演して、故人にして二人目のアカデミー賞助演男優賞を受賞したヒース・レジャーの実質の遺作となる本作ということで、過剰なまでに期待しすぎて観ている自分もいけないのだけれど、さすがにこの作品を手放しに素晴らしいとは言い難かったし・・・

ダークファンタジーを得意とするテリーギリアム監督の自分の精神状態をこの作品に込めてあると、監督自身のインタビューなども読んだが、あまりにも支離滅裂すぎて楽しめる域まで達することができなかった。

ヒース・レジャーの遺作ということで、未完の作品を引き継ぐ形で3人の友情が渡したリレーが遺児のために全額寄付されるとの美談という付加価値がなければ、この作品はこれほど多くの人の鑑賞と話題にはなりえなったかもしれない。

とはいえ、私はヒース・レジャーのファンであり、今までも彼の作品を愛してきたし、本作での彼の演技は、十分満足させてくれました。

ほんとにヒースと言う役者は、いろんな顔を魅せてくれました。どんな作品でも絶対全力投球の人だったから、毎回演じる作品によって、まるで別人のような新鮮な演技のできる才能ある役者であっただけに、ほんとうに心から惜しまれるアーティストでした。

最後に、ほんとうにありがとう!と心から言いたいです。どうぞ安らかにお眠りください・・・・・



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◆誰も守ってくれない /Nobody to watch over me



2009年1月24日(土)公開 公式HP

監督・脚本 : 君塚良一

出演 : 佐藤浩市/志田未来/松田龍平 他


マスコミ報道の裏で起こっているもうひとつの事件・・・

ハンディカメラを使った、臨場感あふれる「セミドキュメンタリー」撮影という手法で、今の日本で毎日のように起きている事件のテレビには映らない、容疑者の家族側を描くと言う、今までになかった視点の作品です。

そう言われてみれば、今まで加害者家族の視点で描かれた作品は少ないですね。

私がふと思い出すのは、両親を亡くした兄弟の兄が弟の大学進学の資金のために強盗をしようとして誤って殺人を犯してしまった「手紙 (2006)」などが思い出されます。

どれだけ逃げても加害者家族と言うレッテルは追いかけてくる・・・・仕事は追われ、住まいを追われ、子供はいじめに遭い、周囲の冷たい噂や視線に耐え・・・そんな人生の中ですべてを受け入れながら生きていかなければいけない兄弟の絆の再生と生きていく姿を描いていました。



本作では、主人公である事件を起こした少年の妹、船村沙織を護衛する役目を果たそうとする、過去に自分のミスで犯人を追跡中に被害者を出してしまった刑事勝浦卓美の苦悩と交錯させながら、事件の裏側ともいえる現代社会の人間模様を描いた作品となっています。

とりわけインターネット社会となった昨今では、家族を取り巻く近隣社会からの冷たい視線のみならず、全国でニュースで流れるまたは報道以外のインターネットでの口コミによる情報の早さと、やもすれば暴走ともいえる吊るしあげに似た無記名で行われる無責任な糾弾がエスカレートしていく恐怖と脅威はすさまじいものがあります。

日本よりインターネット社会の韓国での、スキャンダルに対するインターネットのつるしあげによって自殺した女優さんの噂などをよく耳にします。

ややもすれば魔女裁判的に集団心理が暴走して、必要以上に人間を追いやってしまう悲しいケースも少なくないですね。

ブログや掲示板という画期的なシステムが出来てから、躍進的に誰でも自分のページを持つことが出来、書き込みで世界中のだれにでも自分の意見を知ってもらえる事が出来るということは、裏を返せば匿名により誰でも根も葉もないまことしやかな噂や中傷を広めることができてしまう、大変画期的な良い面との両刃の剣なのです。

そういった精神的に追い詰められた加害者家族が自殺するなどの2次被害を未然に防止するために、警察が被害者家族を護衛したり、噂のほとぼりが覚めるまでの措置として民生員などの連携で素早く加害者家族である事実からかくまったり、プロバイダーを介してインターネットに介入し悪質な掲示板やブログを削除するといったケースがあるということです。

 

もちろん、加害者当人は別として、なんの罪もない被害者やその家族の立場、家族の中から加害者を出してしまった家族の立場、それを取り囲む社会と取り締まる警察やその家族、メディアでは取り上げられない事件の裏側にあるそれぞれの立場からの苦悩も描かれた作品です。

被害者となった家族の立場、被害者家族でありながらそれに関わりのある刑事への本音と建前の心境など、どの立場に対して共感するかなど、色々な事を感じ取れる作品となっています。

ハンディカメラによるセミドキュメンタリー撮影により、突然あれよあれよと渦の中に巻き込まれる加害者家族の様子、特に報道陣にもみくちゃにされる様子など、一緒に気分が悪くなるような感じさえさせられなどの臨場感があり、リアリティが増す感じがあります。

そして、インターネットの口コミで追い詰められて行くシーンなど大変怖いものを感じました。

しかし、後半からの、人の噂も75日といいますが、次の凶悪事件が起こってあっという間に話題が移って収束していくあたりの描き方にあっさり感が否めなくて、多少物足りなさを残す感じがしました。

加害少年も含めた家族として、これからの長い人生にすべてを受け入れて生きて行かなければならない辛さ等の描き方が弱い感じがして少々残念に思います。


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◆トロピック・サンダー/史上最低~の作戦 /TROPIC THUNDER  55点



2008年11月22日(土)公開

監督・脚本・製作・原案 : ベン・スティラー

出演 : ベン・スティラー/ジャック・ブラック/ロバート・ダウニー・Jr 他


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以下は豪華カメオ出演、ネタばれになるので反転してご覧ください。

ここは↓、なるべく見ないで映画を観たほうが楽しいかも(笑)

リー・グロスマン役は、トム・クルーズ。

「悪魔の小路」でカーク・ラザラスと共演したトビー・マグワイア役に、トビー・マグワイア(笑)。

タグ・スピードマンの15年来の友人でマネージャーのペッカー役は、マシュー・マコノヒー。

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ベン・スティラー監督がこの映画のアイデア思いついたのは、伊武雅刀やガッツ石松なども日本軍の役で出演したスティーヴン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国(1987) 」に端役で出演した時だそうで、彼の友人たちが出演したオスカー受賞作品オリヴァー・ストーン監督の「プラトーン(1986)」や「ハンバーガー・ヒル (1987) 」などベトナム戦争映画のパロディー満載でスプラッターギャグや下品ギャグのオンパレードで、映画の製作現場を皮肉ったはちゃめちゃアクション・コメディです。

ロバート・ダウニー・Jrの役名には、「ファイナル・カウントダウン (1980)」カーク・ダグラスを皮肉ったようなカーク・ラザラスとふざけた名前までつけていますしね(笑)

わがままな役者達を相手に、いっこうにまとまらない撮影を断行する、決断力の欠如した頼りないデーミアン監督のもとで撮り続けられたド派手なシーンのおかげで、わずか5日にして予算が大幅にオーバーしていまい、撮影の存続が危ぶまれた末に、ニック・ノルティ演じる原作者のジョン・“フォー・リーフ”・テイバックからそそのかされ、東南アジアのジャングルでゲリラロケを敢行することになるのです・・・・(笑)

現地の本物のヘロインの麻薬組織が、ジャングルに放り込まれた役者達を米軍の麻薬摘発部隊と勘違いして攻撃してくるのですが、ただひとり演出と勘違いしたまま気がつかないスピードマンの滑稽さとアホらしさが爆笑です


現地で麻薬組織に拉致されたスピードマンを見殺しにして保険金を受け取ろうと画策する制作会社がスピードマンのマネージャーのペックをG5旅客機とお金で口止めして隠蔽しようとするなど、映画製作サイドを強烈に皮肉っていたりするのがとっても面白いです。

「ジェニファー・ラヴ・ヒューイット」など実名で女優の名前が使われるなど自虐ネタもあり~の、徹底して映画業界や製作サイドをこき下ろしたような内容です。

作品としての評価は★2個半・・・っという感じですが、徹頭徹尾大げさな演技に加え、ものすご~っくぅ、くだらないので、戦争映画と勘違いして真面目に観ると(コメディだからそんな人は少ないか(笑)・・・)、きっと腹立たしいほどなのですが(笑)、頭をからっぽにして笑うにはうってつけな作品です。

カメオ出演といえども最初からでずっぱりのあの大物俳優は、わざとクレジットから外れ(笑)、演じているっというよりは、はじけまくって楽しんじゃってるって感じでした(笑)


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◆デス・レース / DEATH RACE 50点



2008年11月29日(土)公開 公式HP

監督・製作・脚本 : ポール・W・S・アンダーソン

出演:ジェイソン・ステイサム /タイリース・ギブソン/イアン・マクシェーン


近未来のアメリカ。
民間企業が、刑務所を運営していた。
舞台は、海に囲まれた孤島ターミナル・アイランド。
ここに、妻殺しの濡れ衣をきせられ無実の罪で収容されたしまった元レーサーのジャンセン。
そこには、凶悪な犯罪者が収容されていた。
そして、「デス・レース」と呼ばれている熱狂的な人気のレースがあった。
出場するのは、刑務所内の極悪非道の凶悪犯ばかり。
その凶悪犯たちが、刑務所内で武装マシンに乗って勝利を競う非情なレースなのだ。
しかも「デス・レース」と呼ばれている非情残酷なレースは、全世界に中継されていた。
ジャンセンは、刑務所の所長からレース出場を迫られに参加する事になってしまう。
特殊装備のスーパーカーを武器にして、凶悪犯たちとの殺人レース。
果たして彼は、この殺人レースを勝ち抜いて自由を手にすることができるのだろうか。



ポール・バーテル監督の「デス・レース2000年 (1975) 」でシルヴェスター・スタローンがマシンガン・ジョー役で出演していた作品のリメイクのようです。

2012年にアメリカがこんなんなっちゃうの?(笑)っと、まずは嘲笑的笑いから導入・・・

前作は未見なのでどこがどうと比べることが出来ないのですが、確実に言える事は、道路上に設置されているマークを踏むとアイテムを獲得出来ると言う、極めてTVゲーム感覚的なアイデアは、当時はなかったのではないかなっと思えるところですね。

単なるスピードレースではなく、負けた者に待つものは死・・・・、いわゆるデス・レースなわけです。

これは、まったくもって現実から頭を切り離して、TVゲームを実写化した感覚で観ていないと、いくら囚人といえど虫けらのように無残に殺して行く様子を有料番組として市民が観て楽しむというアンビリーバボウな世界。

モラルを振りかざして観ていると到底観るに堪えないものではあるのですが、とはいっても「トランスポーター (2002)」や「トランスポーター2 (2005)」でも華麗なドライヴィング・テクニックとアクションを披露してきたジェイソン・ステイサムが、気持ちいいほど次々と敵をやつけていく様は迫力満点。

明らかに盛り上がった筋肉が隆々としている薄手のTシャツを着ている後姿が凄くかっこ良いですね。

そして、クールで正義感あふれる「ボーン・シリーズ」のパメラ・ランディことジョーン・アレンが、今度は、デス・レースのボス。相変わらず、この人は男の人をバリバリ顎で使ってる姿が似合っています。


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◆ トウキョウソナタ  60点



2008年9月27日(土)公開 公式HP

監督 : 黒沢清
出演 : 香川照之 /小泉今日子 /小柳友 他


部の社屋が台湾に移転が決まり、経費削減のため人件費の安い台湾の社員を雇用することになった為、部長だった父親が突然あっさりリストラ・・・、で始まるお話ですが、今時の日本の雇用事情を反映した家族のお話かなぐらいに思って観にいきましたが・・・

冒頭、突然の突風から空いていた窓から激しい雨が吹き込み、床が水浸しになる様子が映し出され、家族にこれから起こる行く末を暗示し映画のストーリーを予見するかのような始まりでした。

ただ、家族のそれぞれの向かっていく先があり得ない方向にデフォルメされティックで極端(笑)・・・・。

こんな極端な家族もそうそうないとは思うけれど、シリアスな話題ばかりなのに、そうくるか!?的な笑いもちりばめられていて、ある意味楽しめます。

家庭崩壊も行き着くところまで行ってしまって、どこか北野作品を観ているかのような作風だなと感じたので、これをどう言う風にラストに向けてまとめていくのかとかなり興味深々で観ていましたが、家族の究極の希望的一場面を見せただけで、後の事は観客の感性に委ねる形となっていて、口が開いたまま・・・っというラストに??という感じでした。

物事は、行きつくところまで、あるいは、壊れるところまで行って、ゼロになって、そこからなにかが生まれる・・・・といったところでしょうか・・・・

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