ろばのくつした (いつか晴れた日に)

試写会や劇場、DVDなどで鑑賞した映画の感想などをまとめています。おすすめDVDも紹介しています。

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◆崖の上のポニョ 80点


2008年7月19日(土)公開 公式HP

監督 ・ 脚本 : 宮崎駿
出演 : 山口智子 /長嶋一茂/奈良柚莉愛 他


「人間になりたい」と願った金魚姫のポニョと、5才の男の子宗介の物語

今回はCGを使わない手書きの優しさで描かれた作品です。


監督は、 宮崎駿

声の出演は、

ポニョ/ブリュンヒルデ ( 奈良柚莉愛 )
宗介 ( 土井洋輝 )
リサ ( 山口智子 )
耕一 ( 長嶋一茂 )
グランマンマーレ ( 天海祐希 )
フジモト ( 所ジョージ )
ポニョの妹達 ( 矢野顕子 )
トキ ( 吉行和子 )
ヨシエ ( 奈良岡朋子 )
婦人 ( 柊瑠美 )
アナウンサー ( 羽鳥慎一(日本テレビアナウンサー) )
男性 ( つるの剛士 )


Story : 海辺の小さな町。崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介(土井洋輝)はある日、クラゲに乗って家出したさかなの子・ポニョ(奈良柚莉愛)と出会う。ポニョは、アタマをジャムの瓶に突っ込んで困っていたところを、宗介に助けてもらったのだ。そんな2人は大の仲良しに。だが、海の住人であるポニョの父・フジモト(所ジョージ)によって、海へと戻されてしまう…。そしてポニョは、“人間になりたい!”という思いから、妹たちの力を借り、父の魔法を盗み出し、再び宗介のいる人間の世界を目指す! 「人間になりたい」と願うさかなの子・ポニョと5才の男の子・宗介の物語。


「少年と少女、愛と責任、海と生命、これ等初源に属するものをためらわずに描いて、神経症と不安の時代に立ち向かおうというものである。( by宮崎駿 )」


「ハウルの動く城(2004)」に続く4年ぶりの本作は、ジョン・エヴァレット・ミレーの絵画、「オフィーリア」に感銘を受けた宮崎監督が、CGなしの手作業にこだわって描きたいと思い立ち、特に波を描くことに命をかけていた作品です。

実質宮崎駿監督が長編映画を手掛けるのは、本作で最後になるだろうといわれています。それだけに見逃せない作品でもありますね。

監督が、原作、脚本、監督の三役を手掛けるのが7年ぶりとなる本作は、さかなの子ポニョが、人間の宗介と一緒に生きたいとわがままを貫き通す物語で、日本版のアンデルセン童話「人魚姫」といった感じですね。

ポニョの名前の由来は監督が作画中にぱっと見が「ポニョっとしている」と思ったからだそうで、宗介の名前の由来は、夏目漱石の小説『 門 』の”崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助”から命名されているそうです。

まず一番の印象と言えば、ジブリらしさというか、原点に帰った感じです。

宮崎駿と久石譲の名コンビが作り出す凝縮された世界観が素晴らしかったです。

そして、初期のジブリの特有の繊細な手作りな映像に久石の壮大なシフォニックな曲が醸し出す前半はとても心地よかったです。



宗介の母リサが働く「ひまわりの家」の老人達の夢、「この足で立って歩きたい・・・」

日本だけでなく、世界全体が抱えて考えていかなければいけない高齢化社会の問題へも夢を与えるような駿氏の優しい気持ちがいっぱい詰まっている感じがしました。

老人施設と隣り合わせの保育所の融合は、働く者と介護されるもの双方に利点のある理想形とでもいえるです。そんな風景から生まれる老人をいたわる優しい心の子供を育て、孫のような幼児と接して心なごむ老人たちの姿、働く母親が何かがあるとすぐ子供に声をかけられる安心なシチュエーションとか双方に良い利点をもたらすのです。

そして、守ってあげるよと約束をした宗介とポニョの信頼関係から生まれる幼い愛と責任ということや、海という生命の根源から生まれる世界観を魔法というオブラートにつつみつつ、ゴミを捨てて海を汚している人間に皮肉も込めつつ、自分のわがままで生命の均衡を破ったがために街が水没してしまうという苦い展開をポニョというあどけない魚に託して表現したものと感じました。



「少年と少女、愛と責任、海と生命」 これが宮崎駿監督が描きたかった本作の世界観なのでしょうね~



ただ、上のような世界観を理解してもらうには、これらのことすべてが若干説明不足感があります。

101分の展開の中で飽きさせる瞬間はなかったものの、もう少し時間をかけてポニョの父フジモトと母グランマンマーレのエピソードを描いたり、ポニョと宗介の冒険に奥行を持たせたり、宗介の母リサと老人施設のお年寄りのエピソードにももう少し展開があっても良かったのではないかな~っと。



母リサは今までジブリ作品で描かれる快活で強い女像の中でも、より現代的な責任感の強さと慈愛に満ちた、母の理想像のような気がしました。

私がすごく好きだったのは、「ものすごく不思議でも、ものすごくうれしくても、今はとにかく家に入ろうね・・・」的なニュアンスのセリフ(正確には覚えていないのですが・・・)を言う瞬間です。

私的には、この映画のストーリーを自然に受け入れて楽しむ秘訣みたいなものをこの台詞がすべて物語っている気がしました。

とにかく難しい事は一切考えなくても、ポニョはかわいいし、宋介はかしこくて良い子だし、飽きずにあっと言う間に終わってしまいました。

ポニョの可愛さと嫌でも(嫌じゃないけど・・)いつの間にか口ずさんでしまう主題歌 「ぽ~にょ、ぽにょさかなのこ~♪・・・」とか、とにかく私は大好きでした♪


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