ろばのくつした (いつか晴れた日に)

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「ザ・コーヴ/THE COVE」オスカー受賞の波紋

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長編ドキュメンタリー賞「ザ・コーヴ/THE COVE」(ルーイー・サホイヨス/Louie Psihoyos監督)
* 日本語のトレイラーが見られます

「大ヒット・ドラマ”わんぱくフリッパー”でイルカの調教師として活躍後、イルカ保護に目覚め、世界中でイルカ救済の活動を続けるリック・オバリー氏に密着、日本で行われているイルカ漁の実態と女優ヘイデン・パネッティーアやイザベル・ルーカスの参加で大きな話題となった抗議活動の模様を記録した作品」


The Save Japan Dolphins Campaign、Earth Island Institute という環境保護団体の支援のもと製作された「ザ・コーヴ/THE COVE」は日本の和歌山県太地町のイルカ漁を告発したドキュメンタリー?。

この作品がオスカーを獲得した事で、日本人である私たちでさえ知らなかった現実を公にし、良くも悪くも、多方面にわたって波紋を呼ぶきっかけともなったのです。


ひとつには、米軍の辺野古の基地移設問題。アメリカにとっては、自分たちの立場に矛盾が生じ、これにより日本の捕鯨やイルカ漁に反対できなくなる。ましてや稀有な絶滅危惧種のジュゴンが生息する地辺野古への基地建設など言語道断な事でもあるからですね。


また、この映画の製作方法には問題があり、到底ドキュメンタリーと呼べるレベルのものでなく、取材されたものも事実とは異なる先にシナリオありきのご都合主義で歪曲に編集された部分もあるという言う。必然的にこの映画を見たものが捕鯨やイルカ漁に対して残酷さをアピールして抗議の目を向けるようにあおっていることは確かのようだ。

太地町の住民たちもこの映画のオスカー受賞に対して不快感をあらわにしている。

読売新聞の記事によると、太地町の三軒一高町長は、「映画を見たが、ドキュメンタリーなら事実を伝える必要があるのに、まずシナリオありきで作為がある。漁の伝統無視した映画が受賞したのは極めて残念」と批判したと、ある。


古来の伝統と食文化の違いというものが、簡単に一方的に有無も言わせず否定や抗議されるものであってはならない。

たとえば愛玩動物として愛されている極めて身近な犬でさえ、食べる国があると言う、クジラやイルカよりもっとびっくりする食文化だと思う。

今、その放蕩ぶりが取りざたされる「シー・シェパード」の海賊にも似た暴力行為を行うものの言い分は、青少年が路上生活者を襲ったりするような、極めて勝手で未熟な思想そのものだ。(喩はちょっと違うような気がするが、稚拙なという点で似ている)

「シー・シェパード」が拠点とするオーストラリアでさえ、増えすぎたなどの理由でカンガルーを大量に虐殺しているというではないか・・・・自分たちのことは棚にあげたままではないか。

それを生きるために食べる・・・というものなら鯨やイルカと同じ理由ともいえるが、そうではないではないか!邪魔だから殺しているにすぎないのだから。

人間は身近にあるものを狩や捕獲して食べてきたのだから、島国である日本が周りの海で生息する魚や鯨を取って食べてきたことは当然のこと。



世界中どこにでもある食文化の問題の一つということであって、毛皮や象牙やツノを捕る密漁とはわけが違う、古来からの伝統文化なのだかから。

豚や牛や鳥は良くて、鯨は残虐・・・・、カモやウサギは良くて、イルカは残虐。どの食用家畜も食肉にされる場面を映像にしたら、どれほど残虐なものか。

どこに線引きするのだ・・・

かわいいかかわいくないか??養殖するかしないか?知能指数で決めるというか(失笑)呆れてものが言えない・・・



少し前に公開された実話にもとづいた妻夫木聡主演の映画「ブタがいた教室(2008)」

子供たちが学校で飼っていた豚を食べるか食べないかを子供達に考えさせるテーマの映画だった。そんな繊細な問題に真摯に向かおうとする教師と生徒たちの優しさに心が痛む良い作品でした。

この映画を作った人たちに見せてあげたい・・・



食肉化された家畜はおいしく食べて、自分勝手にカワイイ動物を殺すのは残虐と決めつける線引きはどこなのだ!


「シー・シェパード」のメンバーや支援者は全員動物の肉は食べないのだろうな(笑)全員完全なる菜食主義になってからものを言えと言いたい。


とは言え、時代の流れには逆らえないのも事実で、絶滅に瀕する動物を保護していかなければいけないのも人類の義務であるともいえるのは確かだ。

世界中の誰だって、捕鯨漁をする人たちだって、鯨が絶滅することは決して望んでいないのだ。

かく言う私も鯨やイルカは大好きだ。

だからと言って、好きだ嫌いだの線引きで、残虐かそうでないかなんって決められるべき時限の問題ではない。

日本でイルカを食用としている人たちがいるのは、確かに知らなかった・・・でも、世界中で犬を食べる人がいようが、猫を食べる人がいようが、自分たちの生きて来た生活習慣になかっただけで、それを抗議する権利もないと思う。

ましてや、それを口実に人間として間違った行為で悪行をして、あたかも英雄気取りの人たちの後押しをするようなことに使われるこんな映画の存在は断固許せない。



本作の監督である、ルーイー・サホイヨス監督は、日本で本作品を配給予定の映画会社アンプラグド社を通じて、「私たちにとって、イルカ漁がなくなりこの入り江が本来の国立公園として日本人の手に戻った時が、本当の受賞の日だと思う」と語っている。

しかし、考えてみてほしい。イルカ漁を古来からしてきた人々も、イルカをかわいいと感じ、減らさないでほしいと願う人たちもみんな同じ日本人。

その言葉が、捕鯨反対のブームによる名声狙いの張りぼての大義名分ではなく、本心からの言葉だったと仮定しても、あなた方におせっかいをされるべき問題もでもない。と声を大にして言いたい。

また、同じ言葉を訳したと思える別の記事を見つけた
『「全てのイルカ達が日本人から解放され、この入り江が殺戮場から元の大自然へと戻る日が来たとき、私にとっての本当の賞になるでしょう」』

翻訳の仕方でこうもニュアンスが変わるものなのか・・・


ルーイー監督は、この映画は日本人に対するラブレターだと言ってるらしい(笑)裏に髑髏マークの付いたラブレターなんていらないのだ。


マット・デイモン主演で公開される映画「グリーンゾーン」で込められているたった一つのテーマと同じように、自分の私利私欲のために正義平和を大義名分として掲げ、中東を支配しようとして来たアメリカと同じだ。グリーンゾーン
の劇中の言葉を借りれば「あんたたちにこの国のことは決めさせない」

・・・そう言ったら、大げさなことだろうか・・・・


【映画はスタッフが立ち入り禁止区域に侵入し、隠しカメラを設置して撮影された。漁師たちが入り江に追い込んだイルカの群れを鉄の棒で突いて海面が真っ赤に染まる場面などが映し出されている。

太地町漁協は「映像は昔のもので2年前からイルカが苦しまない方法で行っている。スタッフは現在のやり方も知っているのに自分らの都合のいいように取り上げている」と憤る。

映画の中には「(組合員を)ジャパニーズマフィア」「漁協は隠蔽(いんぺい)するためにイルカの肉を鯨肉として販売している」など事実に反するものも含まれており、町や漁協は信頼を著しく失墜させたとして配給会社などに抗議している。

 イルカは「鯨類」に分類され、国際捕鯨委員会(IWC)の管轄外。太地町での追い込み漁は漁業法に基づき県の許可を得て期間を定めて実施され、同漁協では「適法・適正に行っているもので何ら違法な行為はない。(産経ニュースより)】


【初夏をめどに全国30館規模を公開予定。公開前にはシホヨス監督らを来日させる予定もある。しかし、一部では撮影の際の不法侵入などで監督に逮捕状が請求されているという報道もあり、「事実関係を確認中」としている。(デイリースポーツオンライオンより)】


【映画の記者会見場で交わされた、オバリーと報道陣との質疑応答で研究者の男性が質問をした。映画のなかでは、イルカの肉に含まれる水銀について監督からインタビューを受けている「この映画に出ている者です。科学的な映画を作るという話だったから、私は取材を引き受けた。それなのに、事前に聞かされていたのとかなり内容が違う。これはどういうことなのか」(yahooより)】



ドキュメンタリーと銘打って、盗撮や現在は行ってないのを知っていながら、都合のいいところだけを故意に残虐性を誇張するために使用したり、シナリオ通りに切り張りした映画がドキュメンタリーと言えるのだろうか、日本人に限らず、世界中の人たちすべてが、正しい目と真偽のほどを見極める正しい良識を持つべきだと思う。

イルカ好きのための妄想映画とする感想を持つ海外メディアも多い。

日本ではまだ公開されていない為、未見なので、けして、一方的にこの映画の良し悪しを語るつもりはない、「シー・シェパード」の海賊行為にせよ、やり方にモラルを問いたい。だた、それだけ・・・・。

私は、こんな映画は見るつもりはない。こんな映画を見ることで、強引で姑息なやり方をも辞さない間違った団体に加担することになってしまうからだ。



密漁、虐殺と食用捕獲漁とは違う!そこには保護の観点と食文化との話し合いによる和解が必要だと思う。



ただ、本作の中で語られているらしいゴンドウクジラが水銀に汚染されているとする問題は興味深い。安易にすべてが正しい情報とは思わないが、問題なのは、鯨生息地に水銀を垂れ流している張本人はだれなのか、鯨が汚染されているなら、その海域にいるすべての魚が危ないという事になるんじゃないだろうか。



保護の観点から言うのであれば、生きている鯨やイルカが汚染されているのは放っておいて、漁するのが残虐だ…なんて言ってる場合じゃないではないか、鯨やイルカが大切なら、水銀を垂れ流す張本人を探してやめさせなさいよ

鯨とイルカを食べるなと言及しているが、それなら同じ海に住む魚全部食べられないんじゃないの?海はつながっているのだから!


ぜひともこの点を科学的に解明して、この盗撮映画の是非を証明してほしいと思います。


そして、この盗撮行為によって、不本意に全世界に公開されてしまったあどけない笑顔の子供たちの未来に差した陰、太地町の方々の人権を取り戻してあげてほしいと思います。


オスカーを受賞したことによりこの映画の存在を知り、トレイラーを見て私は驚愕しました・・・、どうして子どもたちの映像が流れれているのか、罪を犯しているわけでもないのにいかにも悪人然と撮影されている町の人たち・・・。あまりにも気の毒です。


イルカがかわいそうと言いながら、ナイフとフォークでステーキを切り刻み、ヤミヤミと言いながら肉を食べながらこんな映画を作っている人達の姿が目に浮かび、怒りが込み上げてきます。


これを書いた時点で、今後、この話題は一切したくありません。誰かと意見を戦わすつもりもありません。映画は絶対見ませんし興味もありません。コメントをいただいた方には感謝いたしますが、お返事はいたしかねます。ご了承ください。




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*** COMMENT ***

NO TITLE

未見の映画についてここまで語れるとは、驚きです。共感する部分もありますが、この映画を見た他人の意見をもとに議論を展開するのではなく、ぜひご自分の目で確かめてから判断をしていただきたいと思います。非常に興味深く読ませていただきました。ありがとうございました。

NO TITLE

単純にシーシェパードのような団体のプロモーションビデオですから、資金源にしたい人はどうぞご覧になってください。

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